今年5月に千葉県の幕張メッセ 国際会議場での開催を予定していた公益社団法人日本地球惑星科学連合・米国地球物理学連合2020年合同大会(JpGU - AGU Joint Meeting 2020)は新型コロナウィルス感染症の予防・拡大防止に伴い、会場での開催から7月12日(日)~16日(木)に初のオンライン開催へと変更になりました。本来、会場で予定されていた研究者による口頭発表や招待講演、スペシャルレクチャーはライブ配信、また学生によるポスター発表やブース出展もオンライン形式に移行され、十分な準備期間を確保するために予定より2か月遅れての開催となりました。以前より予定されていた開催日程が急きょ変更となったにもかかわらず、会期中は運営が見込んだ来場者をはるかに上回る5000を超える参加登録がありました。
オンラインの会合のプラットフォームでは会場開催に代わり、チャンネルごとに各分野の口頭発表や講演などのスケジュールが組まれ、ギャラリー内のポスター発表では、参加者が自由に各ポスターを見て回り、チャット機能を使って対話が可能となるiPosterが用いられました。クイズラリーの開催もあり、全問正解者には抽選でのプレゼントが用意されていました。iPosterによるオンライン出展数は約70に及び、Research in Germanyの出展には、DFGドイツ本部とDFG日本代表部が共同で準備を進めました。
Research in GermanyのiPosterの閲覧、共有やダウンロード数は500件を超え、クイズラリーの出題の1つであったドイツのランドマークに関する解答検索閲覧だけでなく、ドイツでの地球惑星学系分野の研究情報に多くの関心が寄せられていました。
Research in Germanyはドイツ連邦教育研究省(Federal Ministry of Education and Research, BMBF) (日本文部科学省に相当)による"Promote Innovation and Research in Germany”の活動の一環で、DFGでは活動の一部を担当しています。