DFGはすべての助成プログラムにおいて、国境を超えた連携を支援しています。
DFGは国際共同研究、研究者のモビリティー、ドイツの大学の国際化を促進しています。また、さまざまな国際機関・委員会のメンバーも務めています。
近年は、ワシントン、ニューヨーク、モスクワ、ニューデリー、東京の国外事務所、また北京の中国・ドイツ研究振興センターを拠点に、世界中の研究先進地域に活動の場を広げ、研究者の連携強化と各国の助成機関との関係増強を図っています。DFG日本代表部は2009年4月東京に開設されました。DFGは日独の科学共同研究の強化・継続を総括的に進めるべく活動を広げています。
ヨーロッパでは研究ネットワークの拡充に力を入れるとともに、研究政策や研究助成を通じて二国・多国間の連携および、欧州研究圏の構築を推進しています。
DFGは国際連携の一環として研究政策の立案に積極的に関与し、また、様々な国際NGOや各種の国際委員会の役員を務めています。
より充実した助成の実現のため、DFGは世界各地のいくつものパートナー機関と関係を深め、学術連携を見据えた正式協定を結んでいます。
欧州科学財団(ESF)が欧州の連携の執行機関となりつつある中、DFGは統合的な欧州研究圏の創設・構築にも積極的に関与しています。2008年末に可決した理事会白書「欧州研究圏におけるDFG-
位置付けと展望」において、DFGは最大の関心事を、欧州学術振興機関長会議(EuroHORCs)の枠内におけるパートナー機関との密接な連携を通じて、また国をまたぐ研究プロジェクトの共同支援により、ヨーロッパの研究環境の国単位の分断を解消することとしています。