2020

<ドイツを訪問して,現地の研究者と意見交換しませんか?>(外務省からのお知らせ)

<ドイツを訪問して,現地の研究者と意見交換しませんか?>(外務省からのお知らせ)日独若手専門家交流事業は,科学分野を専門とする研究者や専門家を日独両国が相互に招へいする事業です。今年は,「医療バイオテクノロジー(特に癌とアルツハイマー)」というテーマで,ドイツの研究機関の視察や,ドイツの研究者との意見交換が行われます。

この分野でのドイツの研究状況に御関心のある方は,奮って御応募ください!

ドロステン教授Communicator賞特別賞受賞

ベルリンのウィルス学教授、クリスティアン・ドロステン

© Peitz / Charité

DFGとドイツ研究財団連盟は、毎年授与しているCommunicator賞とは別に今回一度限りの特別賞を設け、シャリテ・ベルリン医科大学のクリスティアン・ドロステン教授に授与することとし、賞金50.000ユーロが贈られます。ドロステン教授は新型コロナウィルス感染拡大下において、研究者としての見解を明確に伝え、短期間にもかかわらず多くの市民からの信頼を得て、また連邦政府に対して専門的な助言を行っています。優れたコミュニケーションを通じ、科学が政府と社会に貢献できることを模範的に示しているとして、その功績が称えられました。

国の研究情報基盤整備事業(NFDI)

ドイツの研究情報基盤整備事業(NFDI)は科学と研究データの体系的な管理、長期にわたる保存、バックアップやアクセスのしやすさ、国内外のデータとのネットワーク構築を目的としたもので、合同科学会議(GWK)は6月26日に最終助成判断を行い、9件のコンソーシアムの採択を決定しました。

今後2年にわたり、さらに2回の公募が実施され、全体で最大30件の採択が予定されています。

DFGはAMEDと脳科学・神経科学領域で共同研究の公募を行います。

ドイツ研究振興協会(DFG)のプライオリティープログラム “Computational Connectomics” (SPP 2041) と国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP) 日・ドイツ共同研究」での募集となります。

ドイツと日本、新型コロナウィルス感染症に関する共同研究への緊急支援

新型コロナウィルス感染症の流行拡大を受け、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)と日本医療研究開発機構(AMED)は共同での研究、開発プロジェクトの支援を開始しました。

助成期間 最長18か月、公募開始 2020年3月3日、公募締切 2020年5月11日

ドイツ側での申請が条件となります。

DFGの新型コロナウイルス感染症パンデミック対応

Foto: Coronavirus-Pandemie

© AdobeStock

研究の持続・履行を確保するための緊急措置をベッカー会長が発表。理事会に承認され1億7500万ユーロの追加助成金投入が決定(別途22%の間接費)。DFGでは、期間延長、追加資金提供、つなぎ資金供給、キャンセル費補填などで、研究の遂行持続・履行の確保に向け柔軟な支援を拡充しています。

‼申請書記入様式の更新のお知らせ‼

適宜ご確認ください。11月1日受付分から完全移行となります。

SARS-CoV-2の疫学・パンデミックに関する学際的研究の募集

DFGでは今回の感染症パンデミックを受け、SARS-CoV-2関連研究限定で新規・追加の研究プロジェクトを募集します。7月1日までに申請意向書の提出が必要です。申請書の最終締め切りは9月1日です。

「オイゲン&イルゼ・ザイボルト賞 2020」は日本とドイツの研究者4名に

2020年、オイゲン&イルゼ・ザイボルト賞はDFGから日独間の学術交流や文化交流に長年にわたり貢献されている4名の研究者、ミュンヘン工科大学の井上茂義教授(化学)、ボーフム大学のレギーネ・マティアス教授(日本学)、マックスプランク(MPI)固体研究所(シュトゥットガルト)の高木英典教授(物性物理学)、京都大学の高山佳奈子教授(法学)に授与されます。そして、今回は副賞として15,000ユーロがそれぞれに贈呈されまさす。ザイボルト賞は、1997年にザイボルト教授夫妻が寄付した基金が今年度、運用の終了を迎えるため、今回が最後の授与となります。

ハイデ・アーレンスがDFGの事務総長に選出

Portrait of the member of the Executive Committee - Dr. Heide Ahrens

DFG Secretary General Dr. Heide Ahrens

© DFG / Rainer Unkel

7月1日、今回初めてとなるオンラインでの年次総会会期中に行われた会員総会にて、現・自由ハンザ都市ブレーメンの評議会委員長兼科学と港湾の評議会における高等教育・研究部門長であるハイデ・アーレンスが事務総長に選出、承認されました。ドイツ研究振興協会(DFG)の事務総長、並びにDFG役員会のメンバーとして2020年10月より着任します。

DFGはResearch in Germanyの活動の枠組みとして、JpGU - AGU Joint Meeting 2020:Virtualオンライン合同大会に出展しました。

ドイツ研究振興協会(DFG)はResearch in Germanyの活動の枠組みとして、公益社団法人日本地球惑星科学連合(JpGU)と米国地球物理学連合(AGU)が共催開催したJpGU - AGU Joint Meeting 2020:Virtualオンライン合同大会に出展しました。Research in GermanyのiPosterの閲覧、共有やダウンロード数は500件を超え、クイズラリーの出題の1つであったドイツのランドマークに関する解答検索閲覧だけでなく、ドイツでの地球惑星学系分野の研究情報に多くの関心が寄せられていました。

DFGはフランスと日本のパートナー機関と共同研究支援:人工知能分野で9件の研究プロジェクトを助成

DFGはANRとJSTと共同で人工知能分野での9件の研究支援を行います。DFGの協議会とANRとJSTの審査委員会は国際的な専門家の所見に基づき、申請があった36件の研究プロジェクトの中から9件の採択を決定しました。3カ国からの研究者が協力して行うこの共同研究には、日独仏の助成機関から事業全体に約700万ユーロの資金が3年間にわたり提供されます。DFGでは研究者がドイツ国内で必要とする研究費にあたる約240万ユーロを、ANRとJSTもDFGと同様にそれぞれ自国での研究費を出資します。

DFGはAMEDとの脳科学・神経科学領域での日独共同研究プロジェクト2件の採択を決定しました

ドイツ研究振興協会(DFG)と国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、DFGのプライオリティープログラム “Computational Connectomics”(SPP 2041)第2期とAMEDの「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)」にて日独共同研究の助成をします。審査を経て、採択が決定した2件の研究課題はマックス・プランク人間発達研究所(Max Planck Institute for Human Development) NeuroCode – Neural and Computational Basis of Learning, Memory and Decision Making研究グループ グループリーダー ニコラス・シュック先生(Dr. Nicolas Schuck)と東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN) 特任助教ツァイ・ミンボ先生(Dr. CAI Mingbo)の “The role of dynamic neural functional coupling in spontaneous thought” と、マックス・プランク生物サイバネティクス研究所(Max Planck Institute for Biological Cybernetics) 所長ペーター・ダヤン先生(Dr. Peter Dayan)と京都大学ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi) 特定拠点准教授 雨森賢一先生(Dr. AMEMORI Ken-ichi)の “Computational and Physiological Approaches to the Primate Anxiety Connectome” で、それぞれ日独のチームを組み、共同研究が行われます。

2016年に開始したDFGとAMEDのこの領域での連携は共同研究助成へと伸張しています。

社会科学研究で5カ国が連携へ

2020年のOpen Research Area for the Social Sciences (ORA)プログラムとして13の課題が採択されました。ORAプログラム はFrench National Research Agency (ANR)(フランス)、German Research Foundation (DFG)(ドイツ)、Social Sciences and Humanities Research Council of Canada (SSHRC)(カナダ)、UKRI Economic and Social Research Council (UKRI ESRC)(英国)が連携して実施し、日本学術振興会 (JSPS) が2015年から付加的に参画するものです。これによりカナダ、フランス、ドイツ、英国、そして日本の研究者が社会科学の分野で共同研究を行い、国際協力をさらに強化することが可能となっています。